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さぁて、問題です!
2008/10/09(Thu)
どっちがススキでしょうか? 081009oogayakogaya1 
わかるかなぁ~???私はわからんかったです…
だって、どちらもススキにしか見えないんだも~ん

今日はね、とある研究のお手伝いで小谷村へ行ってきました
「け、研究???」
奴は一体何をしているんだって感じですね…(笑)
でも決して怪しい研究ではありません
う~ん…予想以上に凄い勉強になりました
参加しなければまず知る機会はないことだろうなぁ~ってことばかり
「へぇ~そうなんだぁ~」の連続です

で、そこで何をやったかと言うと…茅場の植生調査です
かつて小谷村は茅葺屋根の民家が多い地域だったそうなんだけど
最近はその屋根葺き職人さんが減少してきていることに加え
茅の植生変化が問題になっているらしいのです
小谷村で茅葺用に使う主な茅は植物名を「オオヒゲナワカリヤスモドキ」という
長くて舌を噛みそうな…しかも「・・・モドキ」という何だかはっきりしない名前の『コガヤ』で
「ススキ」は『オオガヤ』と呼ばれているそうです
オオガヤ(ススキ)は茎も太くて穂の先に細い針のような禾(のぎ)がついていて
遠くから見ると見た目はコガヤに比べて綿のようにホワホワした感じに見えます
コガヤはその名の通りオオガヤ(ススキ)よりも小ぶりで茎の中が空洞で腐りにくく
オオガヤ(ススキ)に比べて長持ちするので質が良いのが特徴だとか・・・
だけど、そのコガヤが近年オオガヤに負けていて少なくなっている…ということなんです

前置きがとても長くなってしまったけれど
問題の答えは・・・「右がオオガヤ(ススキ)」です

今日は何故オオガヤが増えてしまったのかを調べるために
オオガヤとコガヤのサンプルを採取する作業をしました
う~ん…かなり知的な感じだわ…
あっ、私が知的もどきよね…はい、恥的だわね…

お手伝いしたことはとにかく地味で孤独で地道な作業でした(笑)
ハイキングに来たおじちゃんおばちゃん達も、座り込んで茅を切り刻む私を見て
「何してるの?」って不思議顔で脇を通り過ぎて行くし…
説明したら納得して「頑張ってぇ~」と声をかけてくれましたが
初めて研究者の人達の苦労というか気持ちを擬似体験できた気がします

特に、今まではススキを秋の風物詩としてしか見ていなかった私だけど
そういう植生の変化によって伝統文化が衰退していくことを知って
新たな視点で植物を見る機会を得たことは今日の大きな収穫です
大きいもので3m近くにもなる高さの広~い茅原の中での初作業…
伝統文化とか伝統技術を継承するために人の力も大きいけれど
自然の力に助けられて人の暮らしが培われてきたことを思い知った一日でした

良いものは残していきたい…そういう気持ちが更に強くなりました

081009otarimura

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